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野崎島とは、標高305mの二半岳を中心に平地の少ない島で、
かつては野崎、野首、舟森の3つの集落があり650人以上の住人が生活していた。
現在は無人島状態になっているが、島の中央にはかつての学校の校舎を利用した野崎島自然学塾村という施設があり、
宿泊所、資料室、トイレ、浴室、炊事棟などが完備され野外活動や自然学習に利用されている。
小値賀町役場に申し込むと誰でも利用できる。
野崎島自然学塾村の近くにある野首天主堂は明治41年に鉄川与助が建てたもので、
かつてはキリスト教の島だったことをうかがわせる。
この辺りは壇一雄の「火宅の人」の映画のロケ地にもなったところである。
北部にある“沖の神島神社”は遣唐使の航海の安全を願って慶雲元年に創建されたもので、
五島列島一の古社といわれており、野崎島自体かつては神島と呼ばれ信仰の中心になっていた。
神島神社の後ろにある王位石(おえいし)は高さ20m以上の巨石が鳥居のように組み合ったもので、
どうやって出来たものか謎のようでロマンを掻き立てる。
野崎島からは縄文時代前期の石器や16世紀頃の古碑群なども出土発見されており、
小値賀町歴史民俗資料館に収蔵展示されている。
現在の野崎島は600頭以上のキュウシュウジカが生息していて、山のほとんどは
スダジイ、ヤブツバキ、ヒサカキなどで覆われ、数多くの野鳥が生息している。
2008年5月6日、テレビ番組「ワイドスクランブル」で、昭和40年代の佇まいが残る廃墟跡が
そのまま残っている島として野崎島が紹介され、注目を浴びた。
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